冬の童話祭2018企画内イベント「ifの話」

if 白雪姫

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猟師の助けで王妃から逃れ、7人の小人と暮らしはじめた白雪姫のもとに魔女に化けた王妃がやってきて、毒のはいったりんごを差し出しました。

おいしいりんごをあげよう。
魔女からそれを受け取った白雪姫は、けれどそのりんごを渋い顔でみつめるだけで、いっこうに口にしようとはしません。

なんせこの白雪姫は、りんごが世界中のなによりも一等きらいなのですから。

もしも白雪姫がりんご嫌いだったら
「りんごを食べるくらいなら、いっそ死んでしまったほうがいいわ」

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if マッチ売りの少女

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少女は寒空の下、かごいっぱいに入ったマッチを見てため息をついています。
これをすべて売らなければ、家にいる父親に叱られます。

けれど少女はそんなことを嘆いてため息をついているのではありません。
父に叱られるよりももっとひどいことが今日、自分の身に降りかかることを嘆いているのです。

幼い頃に読んだ童話の主人公になっていることに気がついた少女は、かごから取り出したマッチをみつめて、なんとか悲劇を回避する方法を考えます。

もしもマッチ売りの少女が転生者だったら
「これでどうにかバッドエンド、回避できないかなぁ」

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if 桃太郎

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桃からうまれた桃太郎は元気に育ち、今日は鬼ヶ島へ旅立つ日。
身支度を整えるなか、桃太郎はおばあさんにひとつお願いをします。

おばあさん、どうぞきびだんごを作って持たせてください。
そのお願いに、おばあさんは心のなかで「はて」と首をかしげます。

きびだんごとはなんでしょう。 きびだんごを知らないおばあさんは、それでも桃太郎のお願いだからとそれをこさえることにしました。

もしも桃太郎のおばあさんがきびだんごを知らなかったら
「ひとまず、たべものをこさえれば良いのかのぉ」

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子供の頃からなんども読んだお話をもしもで変身させていただければ幸いです。

小説家になろう公式企画「冬の童話祭」、
今年も11月30日(木)より開催いたします。

今年の「冬の童話祭」企画内イベントは、有名な童話が「もしも○○だったら」という設定をご用意しました。
企画内イベントには、ifもしも設定を用いた作品であればご参加いただけます。

もちろん、企画内イベントへの参加は強制ではございませんので、規定を満たした作品であればどんな作品も冬の童話祭2018にご参加いただけます。

規定含め企画の詳細に関しましては、11月30日(木)の本サイト公開をお待ちくださいませ。

今年も皆様の参加をお待ちしております。

冬の童話祭とは?

「冬の童話祭」企画は小説投稿サイト小説家になろうが主催する冬季限定イベントです。
「小説家になろう内の童話ジャンルを盛り上げよう」という趣旨で、夏のホラー企画とともに、小説家になろうの公式二大企画として開催しております。

ログインせずにご利用いただける企画限定機能として、作者チェック機能、作品応援ボタンや簡易ブックマーク機能、読了チェック機能など、普段の小説家になろうにはない機能をご用意しております。

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